二度と戻らないもの

忌まわしい事件から暫く。

とても信じられないし、何か言うことも憚れる。

何を言っても失った宝は二度と戻ってこないから。

ただただたくさんの若き才能が奪われたことは、本当に残念でなりません。

亰アニの作品のすべてに触れたわけではないですが

それでも大好きな作品があります。

聲の形とヴァイオレット・エヴァーガーデン（以降VEと表記します）です。

聲の形は、漫画の男性誌っぽい人物の作画はそのままに

背景の美しさや線の細さで繊細さを良く表現していたし

2時間弱という時間の中で、大切にするエピソードを丁寧に選択しまとめていたので、

スーッと違和感なくキャラたちの感情が入ってきて

最後には温かい涙で気持ちよくなれました。

基本男性誌が好きなので男性キャラ好きなトータですが

VEについては女性キャラが主人公にも関わらず、多分好きなアニメの5位以内に入るくらい

好きな作品となっています。

ホントにねぇ、1話から毎回泣かされたよ。

ツイッターでも呟いたけど、ホント、泣かなかったの全13話あった中で

12話目だけだから。

ジャンル的にはファンタジーになるのかな？

背景に戦争がある話だけども、ヴァイオレットの最新鋭っぽい義手とか……

はじめは幼女戦記的なジャンルかと思って観始めた気がする。

うん。幼女戦記も面白かったからねー。

でも、VEは兵器として扱われていた感情のない少女が暫く育ててくれた上官を失い

手紙の代筆を生業とする郵便社の自動手記人形（ドール）として

色々な人の心や想いに触れ、感情を取り戻していく。というお話なのだけれど

少佐（上官）が最後に残した「愛している」の意味を知る為に

感情がない少女が、果たして他人の想いを手紙として綴ることはできるのか？

その成長の過程を素敵なエピソードに乗せて観せてくれたアニメです。

あたいは原作を読んでいないし、確か小説原作だと聞いた気がする。

漫画もあるの……かもしれません。

けど、原作読みたい欲に取り憑かれなかった。

あたいの中ではアニメ完結でよし。と思えた、数少ない作品かもしれません。

毎回毎回の背景の素晴らしさ、美しさ。

そして、人の想いの美しさを、気づかせてくれる

本当に素晴らしい作品だったと思います。

少佐の中の人は徹ちゃん（ハイキュー）じゃねーな。と思いながら

そこだけが違和感だったけど。ｗｗｗｗ

京アニのフィルターを通って、あたいの心に残る作品となったVE。

外伝もほぼ予定通り、9月に劇場公開。

1月には劇場版となって新作が公開される。

まだ天気の子も観に行ってないけども、VEは絶対に行く！と

表明をしておきます。

アニメの素晴らしさを語ることで、

ちょっとでも傷を癒やす手助けになればいいと想いながら。